2018.07.18 Wednesday

ロシアの球宴 その3(人々篇)

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    サッカーそのものより先にワールドカップを好きになった自分として、
    確実に言えることがある。

     

    ワールドカップすげえ。

     

     

    集まる人々のエネルギー、笑顔、矜恃、献身、愛情。
    人生はかけがえのない祭りであり、賜物であると思い出させてくれる。

     

     

    縁がないと思っていたロシアを訪れられたことも本当に良かった。
    これからも可能な限り、俺はこの地上最大の球宴に臨場したい。

     


    最後に、現場に集ったサポーター、大会スタッフ、ボランティアたちを中心にコラージュを。
    ありがとう、地球の人々!

     

     

    2018.07.18 Wednesday

    ロシアの球宴 その2(モスクワ篇)

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      翌日は首都へ。

      サンクトペテルブルクの憂愁を含む佇まいとは打って変わり、
      モスクワの放つエネルギーには圧倒させられた。巨大さ、深さ、
      そして明るさ。球宴のさなかでなくても、ふだんから開放的な波動を
      放っているに違いないと思わせる。
      赤の広場での喧噪の中で、
      異邦人としての孤独と陶酔を骨の髄まで味わえた。
      クレムリン、聖ワシーリー寺院、ウクライナホテル、モスクワシティのビル群…

      街中に聳える巨大建築物。新旧問わず雄壮であり秀麗だった。

       

       

      現地の人に聞いたところ、モスクワはヨーロッパで最大の都市。
      人口は1200万人で、東京と変わらない。
      国の総人口も日本とそう変わらないから、ある意味で
      一極集中という社会構造が似ている。

      クリミア併合以来の経済制裁にもかかわらず、都市はどんどん発展し
      変わり続けている。プーチン氏がどんな魔法を使っているのか…
      社会保障の充実も進めていることで出生率は上がっているという。
      これは日本と正反対。

       

       

      地下鉄にはソ連時代の残り香が漂う。

      途切れることなく次の車両がやってくる頻度は東京以上だと感心したが、
      路線によっては古い車両が物凄い音を立てて走っている。運転もいささか強引で、
      なによりドアの閉まり方が殺人的。ドーン! という重い音。容赦なし。

      ドストエフスカヤという駅に下り、ドストエフスキーの生家も訪ねた。

       

       

      国立図書館前にも彼の巨大像が。

      ルジニキスタジアム、
      イングランド×クロアチア。

      プレミアリーグを長年見ている者として、
      「地味ヤングイングランド」に肩入れしていた。

      母国なのに失敗続きの代表チームが今大会ようやく勝ち上がり、ついにベスト4!
      これだけでも快挙だが、決勝に進んでもらい因縁の英仏対決が見たい。
      サッカーファンの多くはそう望んでいたのではないだろうか。

       

      俺は常に、イングランドのサポーターのファンだ。

      どのワールドカップにも大挙押しかけてくる。ビールの匂いを振りまきながら
      あちこちに国旗を張りまくり、我この地を征服せりと言わんばかりに声を張り上げる。
      忠誠、という言葉がこれほど似合うサポーターを他に知らない。
      この日も人数と声量でクロアチアを圧倒していた。God Save The Queen はもちろん、
      その前に会場に鳴り響いたイングランドの自虐的アンセム “Three Lions” を
      聴いたとき泣きそうになった。彼らの勝ちを確信した。

       

      …だが結果は、「根性の塊」クロアチアの勝利。
      残念だが、内容からも妥当だったと思う。彼らの執念は天晴れとしか言えない。

       

      こうなったらぜひ、クロアチアに優勝して欲しい。そう思いながら、
      自分にとって今大会最後の試合を後にした。

       

      だが、一部に「アンチフットボール」という声まで上がりながらも
      フランス代表は余力を残して優勝してしまった。
      どれだけの人々が今回のフランスに魅了されたかは疑わしい。
      個々の選手には驚かされても、チームとしては…

       

      論理では説明のつかない執念と団結を見せたクロアチアの方がよほど
      見る者の胸を打ったのではないか。

      個の能力より、集団で試合をクリエイトしようとしたベルギーもまたしかり。
      今大会の本当の勝者はこの2チームではないかと思う。

       

      日本代表もよくやった。後悔は多々あれど、一抹の誇りを胸に当地に入った。
      俺が日本人と知ると、日本代表は良いチームだったと声をかけてくれる外国人が何人もいた。
      これぞワールドカップだ。
      代表チームはどんな親善大使よりも多くの人々に訴えかける。時にリスペクトを勝ち得る!

       

       

       

       

      2018.07.18 Wednesday

      ロシアの球宴 その1(サンクトペテルブルク篇)

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        まずは、西日本豪雨の被災者の皆さんにお見舞い申し上げます。
        酷暑の中ボランティアを続けている皆さんにも頭が下がります。

         

        そんな折、能天気な報告を上げることをお許しください。
        備忘録と、関係者への報告も兼ねています。

         


        (以下敬称、敬語略。ご了承ください)

        生涯5度目のワールドカップに参加した。
        観戦した試合は準決勝の2試合。訪れた都市も2つ。

         

         

        サンクトペテルブルクには以前から憧れていた。
        なんと言っても、ドストエフスキーの本拠地だったから。
        主要作品はこの都市で綴られた。彼のゆかりの地を回ることは、
        自分にとって大切な巡礼の旅だった。
        かつて彼が住んでいた家は文学記念館となっている。
        書斎。彼が最期を迎えたソファ前でしばし粛然。

        街を貫くネヴァ川。そして無数の運河。

         

        かのエルミタージュ美術館。

         

        血の上の救世主教会をはじめとする幾つもの大聖堂。

        そして夕暮れ…
        とはいえ、白夜に近いロシアの夏では、深夜に近い時間帯の空だ。

         

        勝利広場のレーニン像。

        ロシアにおいてレーニンはよく見かけたが、スターリン像は1つも見かけなかった。
        国民感情を反映しているのだろう。

         

        そしてスタジアムへ。


        セミファイナル、フランス×ベルギー。

         

        今回のフランス代表は好きになれなかった。

        個々の才能は物凄い。だが、そこにどれほど
        チームスポーツとしての美しさが感じられるか?
        ドイツのマテウス氏も指摘しているようだが、フランス代表には
        「スタイルがない」。それが言い過ぎだとしても、
        クリエイティヴィティがあまり感じられないのは確か。
        ベルギーもタレント集団だが、チームプレーの迸りも感じる。
        (日本を沈めたスーパーカウンターはその一端。)

         

        結果はご存じの通り、フランスがセットプレーの1発を守り切って勝利。
        ベルギーの強さをよく知っているが故の慎重な試合ぶりだった。
        2009.06.04 Thursday

        ナポリと、ポンペイ遺跡編。(CL Final 観戦記 その5)

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          ローマを出て、南イタリアへ。
          昔、ローマより北の都市は回ったことがあるから、
          今回は行ったことのない南へ行こうってことで。
          CLとはまったく関係ないですけど(笑)


          ナポリは、陽射しでいっぱいの港町。
          街中はエネルギッシュな感じに満ち満ちてた。


          サンタ・ルチア港の卵城。12世紀に建てられた要塞。

          卵城から陸のほうを見ると、高級ホテルなどが建ち並ぶ。


          そして、ヴェスヴィオ火山も臨める。

          これから向かうのは、2000年ほど前に
          あの火山によって滅ぼされた街、ポンペイだ。


          ポンペイ遺跡はとにかく広大。ぜんぶ見て回るとしたら一日がかり。


          噴火の犠牲になった人の石膏型。
          火砕流と溶岩で、約2000人が亡くなったという。


          当時の大浴場。


          当時の居酒屋さん。ワインをふるまったらしい。


          「秘儀荘」と呼ばれる建物の壁画。
          当時流行っていた宗教、ディオニソスの秘儀を描いているという。


          突然の災害によって一日で街ごと埋没してしまって、
          でもそのおかげで、街がまるごと保管されて…
          いま発掘されて、俺たちが見て回れるわけだ。
          この街があったの、日本だとまだ弥生時代ですよ?

          歩いてるだけで、当時の人々の暮らしが生々しく迫ってくる。
          自分がここで暮らしてたら、どうだったろう…
          どんな毎日を送ってただろう。楽しかったかな?
          とか考えてしまう。

          だれもフットボールをしてなかった、
          そんな競技を想像さえしなかった、昔。
          でも確かに、人々は幸せを求めて生きてた。
          美しいものを捜し求め、心震わせていたんだろう。


          さて、そろそろ旅の総括をします。
          2008.02.25 Monday

          真冬の北海道、その3。

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            冬は苦手だけど、いいこともある。その一つが、いちごが美味しいこと。
            近所のスーパーで買える「さがほのか」がとても美味しい。ささやかな幸せ。
            でももう、春の気配がし始めましたね。あわてて旅行記の続きです。

            旅の最終日に札幌雪祭りに行ってきました。
            でっかいお城にはやっぱり感動。

            でも、小さい雪像たちもなかなか面白い。

            まずは、お笑い界を席巻しているコイツ、やっぱ雪祭りにもでてきちゃうのね、という。

            「ジョジョ」好きの俺としてはこれが妙に嬉しかった。
            俺以外に反応してるお客がいなくて残念だったけど(笑)

            謎なのがこれ。自販機の雪像ってなに? わけわからん。
            よくこんな企画が通ったと思う(笑)

            すすきのの氷祭りにも行ってみたけど、この本物の魚を氷に閉じこめる
            というのは正直、趣味悪いなと思った(笑)

            締めは札幌タワーです。
            これにて旅行記を終わります〜〜
            2008.02.18 Monday

            真冬の北海道、その2。

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              まずは流氷の続き。
              生まれて初めてヘリコプターに乗りました。で、上空から流氷を眺めた。
              船の上から見るのとはまた違う趣。フラクタル構造っちゅーのかな? 美しかった。

              それにしてもヘリのGって気持ち悪かった。飛行機みたいに予測のつくGじゃない
              んだよな。垂直に上ってくってのもなんか…それに、ちっさいヘリだったから
              ちょっと傾いて飛ぶだけで窓がぜんぶ海になって、窓開いて落っこちて死ぬんじゃ
              ないかという(笑)

              話題の旭山動物園にも行ってきました。

              名物のペンギンの行進、目の前で見られたのは楽しかったけど、ペンギンの散歩道に
              人、群がりすぎ(笑)。午前中だったけどあれ、1000人はいたんじゃないかな…
              だけどペンギンのほうは、慣れたもんでした。

              ユキヒョウ、下から見れました。
              みんな下行って写真撮る。

              あと、レッサーパンダも可愛かったな。
              2008.02.11 Monday

              真冬の北海道、その1。

              0
                新作の取材のため、行って参りました北の大地へ。
                たった3日間だけど、道東をぐるっと回って密度の濃い旅でした。


                まずはこれ。凍った阿寒湖の上に行ったら軽くマイナス10度越え。
                旅の間にはマイナス20度ぐらいまで体感できて、とても満足。
                そりゃ震え上がったけどさ。


                摩周湖も凍ってた。この湖が凍るのはかなり珍しいらしい。
                ここもえらい寒かったけど、天気がよかったから空気が陽に照らされて
                キラキラと輝いていた。これがダイヤモンドダストってやつか、と嬉しくなる。


                そして今回の旅の最初のハイライトは、なんと言っても流氷!
                網走港から砕氷船に乗って、水平線の彼方まで真っ白な光景、
                しかと目に焼きつけてきましたよ。
                感動したけど、しかし俺、これを見てどんな小説を書くのだろうか?……(笑)
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