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2009.06.02 Tuesday

スタジアムから、見えた景色編。(CL Final 観戦記 その3)

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    ちょっと時間はさかのぼるけど…
    こういう大事なゲームの日は、街中に歌があふれる。
    路上や広場はもちろん、鉄道やバスのなかも!
    サポーターたちは歌で対決する。チームを讃える歌を唄って
    相手の歌を掻き消そうとする。できるだけでかい声で。

    うるさいけど(笑)、なんて平和な闘い。
    なんと気持ちを奮い立たせる、特別な祭りの空気。

    それが行きすぎて、たまに小競り合いになっちまうんだろうけど…
    俺も、スタジアムに向かう途中、マンUサポにのしかかられました(笑)
    軽い嫌がらせ。相手にしないけど。

    ところで、これがファイナルの入場チケット。ICチップ入ってます。
    鉄道とバスのチケットも兼ねてるので、試合日前後はとても便利。


    さて、試合に戻ると…


    序盤、マンUに押されっぱなしで張りつめていた気持ちを、
    エトーのゴールが解き放ってくれた。

    彼のシュートがゴールネットの中を転がってるのを観た瞬間、
    俺は立ち上がって絶叫してた。
    両腕を振り回してた。しつこいくらいに長く。
    それくらい、緊張してたのだ。
    まわりはマンUサポだらけだったけど、そんなこと頭から消し飛んだ。

    それからはずっとバルサペースで試合が進む。
    2点目が入ると、


    火が消えたように感じた。
    マンUの気持ちが折れたのが分かったのだ。


    バルサが華麗にパスを交換してマンUの選手をかわすごとに、
    「オーレ! オーレ!」
    闘牛でひらりひらりと牛をかわす際のかけ声が、スタジアム中に響く。
    なんという至福。バルササポといっしょに「オーレ!」を言うのが、
    夢だった。それが実現したのに……
    俺は声高に叫べなかった。まわりのマンUサポに配慮したのだ。
    傷口に塩をすり込むようなことはしたくなかった。
    これほど、コントラストがはっきりした決勝に、喜ぶより呆然とした。

    どれほどすごいことが起きてるんだ。
    相手は、プレミア3連覇。そして前回のCL覇者。
    その自信と誇りさえ無化する、バルサの達した領域…

    俺はなにを恐れてたんだ? 愚かな…
    ぶつかって初めて分かった。
    バルサは、思ってたよりもずっと、高みに達していたんだ!

    マンUの選手たち。歴戦の勇士。偉大な勝利者たち。
    でも彼らは、認めたくなくても、認めるしかない。
    想像を越える、とてつもない領域を相手にしてしまったと。
    そこに参与する資格が、自分たちにはなかったと。

    いや、ほんとに、このファイナルの「以前」と「以後」では、時代が明確に違う。
    フットボールに関わるすべての人々が激震しただろう。
    いまは認めようとしない者たちも、やがては認めざるを得なくなる。

    現在のFCバルセロナは、フットボールの“夢”そのものだと。



    いまも波紋は広がってる。
    世界は、この夜起きた革命の色に染まってゆく最中なんだ。

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