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2016.02.21 Sunday

3.11 に関わる本たち

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    まもなく東日本大震災から五年を経過します。
     

    震災にまつわる印象深い、素晴らしい本は数多くあります。
    今回は、中でも私や、故郷・釜石市鵜住居町に関わりの深い本を
    紹介させてください。
     


    『三陸物語』(毎日新聞社)
    http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E9%99%B8%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E8%90%A9%E5%B0%BE-%E4%BF%A1%E4%B9%9F/dp/462032082X/ref=pd_bxgy_14_img_2?ie=UTF8&refRID=1HJGT5NVJ5HF8F6KCPP5
    『生と死の記録 ―続・三陸物語―』(毎日新聞社)
    http://www.amazon.co.jp/%E7%94%9F%E3%81%A8%E6%AD%BB%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2-%E2%80%95%E7%B6%9A%E3%83%BB%E4%B8%89%E9%99%B8%E7%89%A9%E8%AA%9E%E2%80%95-%E8%90%A9%E5%B0%BE-%E4%BF%A1%E4%B9%9F/dp/4620321443/ref=pd_rhf_dp_s_cp_3?ie=UTF8&dpID=51q8JcWoi-L&dpSrc=sims&preST=_SL500_SR88%2C135_&refRID=1XZTST0AWJPJE7881F4E

    萩尾 信也 著


    著者の萩尾さんは、小学校3年生から高校2年生までを釜石で過ごしています。
    そして、私の中学時代の恩師であるN先生の教え子でもいらっしゃいます。
    N先生が間を取り持ってくださり、萩尾さんはわざわざこの2冊を私に
    お届けくださったのです。
    毎日新聞社会部の記者である萩尾さんは、震災の翌日から現地に入って
    被災者の方々に接し続けました。毎日新聞にルポを連載し続け、
    丸一年分がこの2冊に詰まっています。本当に頭が下がるお仕事です。
    これによって2012年、日本記者クラブ賞を受賞されています。
     


    『釜石の夢 被災地でワールドカップを』 (講談社文庫)
    大友 信彦 著
    http://www.amazon.co.jp/%E9%87%9C%E7%9F%B3%E3%81%AE%E5%A4%A2-%E8%A2%AB%E7%81%BD%E5%9C%B0%E3%81%A7%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%92-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A4%A7%E5%8F%8B-%E4%BF%A1%E5%BD%A6/dp/4062931664/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1455952571&sr=1-1&keywords=%E9%87%9C%E7%9F%B3%E3%81%AE%E5%A4%A2

    釜石は、かつて新日鐵釜石が7連覇を達成したラグビーの町です。
    そして2019年、釜石でもワールドカップの試合が行われることが決まりました。
    私の通っていた鵜住居小学校・釜石東中学校跡地にスタジアムが建設中です!
    しかし招致は簡単ではありませんでした。この本では、震災後の苦難の中で
    招致に辿り着くまでの関係者の努力が、親しみ溢れる筆致で描かれています。
    著者の大友信彦さんは被災地の気仙沼出身であり、ラグビーライターであると同時に、
    ご自身も「スクラム釜石」のメンバーとして誘致の大きな力となってくださいました。
    さわや書店さんの『さわベス2016』でも文庫編第三位に選ばれています。
     


    『報道写真集 軌跡―大津波からの5年 2011.3.11東日本大震災 岩手の記録〈3〉』
    (岩手日報社)
    http://www.iwate-np.co.jp/syakoku/book/kiseki/kiseki.htm
    http://www.amazon.co.jp/%E8%BB%8C%E8%B7%A1%E2%80%95%E5%A4%A7%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE5%E5%B9%B4/dp/4872014162

    『あの日から』への拙作収録に際してもお世話になった岩手日報社から
    届けていただいたばかりの、大判の写真集です。
    たくさんの鮮明な写真の力によって、被災地の5年間が活写されています。
    写真には短いキャプションがついているのみ。ルポのページもありますが、
    大部分はビジュアルです。そこには笑顔も、確かに見つけることができます。

     


    『語ることにした : 東日本大震災ふれられていない事実と真実を』
    木村正明 著

     最後に、人づてで私の元に届いた自費出版の本を紹介させていただきます。
    (『岩手日報WebNews』でも詳しく紹介されています。
    http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?sh=20150519_3


    私の母校・鵜住居小学校では、生徒のほぼ全員が自主的に避難して助かり、
    「釜石の奇跡」と表現され注目されました。
    しかし、小学校の事務職員の女性が一人、学校に残り、津波で行方不明になりました。
    この本の著者の木村さんは、職員女性の夫です。

    木村さんは、妻がなぜ一人だけ学校に残ることになったのか、
    真相を知るために学校や教育委員会などと話し合いを重ね、
    その内容をこの本にまとめたのです。
    木村さんの無念と、学校の備えは本当に適切だったかという問いが響き、
    「釜石の奇跡」という表現の根本を問い直す生々しい内容です。
    実際、木村さんの活動により表現が改められ、当地では
    「釜石の出来事」と言い換えられるようになっています。
     

    一部の公民館や図書館、そして国会図書館などで
    この本を手にすることができます。
     


    以上、ご興味が湧きましたらお手にとっていただければ嬉しく思います。


    幾つもの本を携え、失われた故郷を胸に留め
    私も自らの道を歩んでいきます。



    沢村 鐵




     

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