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2016.03.13 Sunday

釜石の劇団〈もしょこむ〉、新宿を征服す!!

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    北からの、なんと幸せな襲来。

    昨日、西新宿の合間のここで、それは起こりました。
     

    故郷・釜石でいつもお世話になっている人たちが
    昨年、劇団を結成して活動を始めたことは耳に届いていましたが、正直
    最初は「なんで?」と思いました 笑。みなさん普通の勤め人なのに。


    上演内容についてなんとなく知って衝撃を感じるも、活動は岩手県内に
    限られていたのでこの目で見ない限り、実感はできないでいました。
    でも昨日、ついに目撃!
    よかった。凄かった。


    「劇団もしょこむ」というなんも可愛らしい響き。
    http://moshokom.wix.com/moshokom
    https://www.facebook.com/moshokom/?fref=nf
    この小さな団体の5回目の公演が、まさか東京公演になろうとは、
    団員のだれ一人として予想もしていなかったそうです。
     

    でも、彼らの活動は、求められるだけの価値を持っていた。
    響く人には、響くのでしょう。東北が受けた傷の深さを、
    いまも自分の胸で感じている人には。
     

    「平行螺旋 −へいこうスパイラル−というこの演劇作品は、
    東日本大震災のあと、仮設住宅で暮らす姉妹の生活を描いた二人芝居です。
    もちろん、時には胸を切り裂き、目を背けたくなる悲しみと苦しみが描かれる。
    でもその分、目の前に姉妹の笑顔が弾けた時には幸福を感じる。
    よくもこれほど、傷の深部に根ざした演し物を演じると決め、
    やり続けてきたものです!

    (チラシ画像は第3回の遠野公演時のもの)


    しかも彼らは初め、仮設住宅を舞台にしたこの演し物を、
    釜石の平田地区の仮設住宅で上演したのです! 
    仮設暮らしをしている当事者の皆さんの前で!
    なんという勇気。彼らには当然、怖さもあったそうです。
    でも、返ってきたのは感謝と声援だった。
    そして評判は広がり、岩手各地の公演につながり、ついに昨日、東京上陸…
    こんないい話、最近聞いたことありますか?!!
     

    (上演後の、もしょこむ女優陣とスタッフ)


    きのう私は図々しくも打ち上げにまでお邪魔させていただき、
    隅に紛れ込ませていただきとても楽しい時間を過ごしました。
    生き返りました。
     

    もしょこむのメンバーは3.11を釜石で過ごし、公演本番の前の晩に
    一台のハイエースに団員と機材を詰め込んで、夜通し東京まで走りました。
    ほとんど寝ずに公演をこなし、そして今日、また車を運転して帰って行きました。
    皆さん今頃、しっかり休めているかなあ…
    明日からは全員が、本業に戻るのです。


    お疲れさまでした! あなた方は、素晴らしいことをしました。
    また会いたいです。




    なお、この日のイベントの詳細はこちら。
    http://moshokom.wix.com/moshokom#!blank/n8jw3
    https://readyfor.jp/projects/a_play_for_the_children/announcements/36055
    「3.11を忘れない」〜あれから5年、被災地の今とこれから〜
     主催:東日本大震災子ども舞台芸術支援対策室
    1 講演「福島の今、現状は」
    2 リーディング「海から来た子」
    3 シンポジウム「こどものいのちとこころの話」
    4 「平行螺旋 −へいこうスパイラル−」


    もしょこむの公演はこのイベントのトリとして行われました。
    その前に行われた三つのイベント、私は3のシンポジウムから
    聴衆として参加。1の福島の現状についても詳しく知りたかったし、
    2のリーディング公演の原作は、拙作も収録させていただいている
    『あの日から―東日本大震災鎮魂岩手県出身作家短編集』からの一作、
    柏葉幸子さんの「海から来た子」でした。柏葉さんには昨年、初めて
    お目にかかれたというのに…臨場できず残念。
    3のシンポジウムは、二人のパネリストのお話が本当に興味深く、
    考えさせられました。気仙沼で子供たちのための遊び場を作る活動を
    されている神林俊一さん、そして、最近話題の〈こども食堂〉を
    起ち上げられた豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長・
    栗林知絵子さん
    お二人は、被災地の子供たち。そして貧困に直面する子供たち。
    もっともつらい境遇にある存在のために日々活動しています。
    本当に素晴らしいことです。



     


     

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