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2008.01.28 Monday

生命の条件、その2。(黄金の23.4)

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    さて、地軸である。

    地球の自転軸は、公転面に対して23.4度傾いている。この23.4度が絶妙なのである。
    おかげで現在のように、いい具合に四季の移り変わりが生み出されているからだ。
    (どうして季節の変化が起こるかご存じないか方は、こちらをどうぞ。)

    よくぞ! この角度に地球がセットされたものだ。もうちょっとずれていたらどんなことに
    なっていたか。現在のような大気や海流の循環が、ほとんど起こらないか、逆に異常に
    激しくなっていた。どちらも生命の進化の妨げになっていただろう。

    太陽系の創世期に、地球に巨大な物体が衝突して月が生み出された(ジャイアント・
    インパクト説)とされているけど、地軸が傾いたのはその時の衝突が原因らしい。そこで
    傾斜角はほぼ確定した。まさに「神の一撃」のようなことが起こったわけである。そして、
    そのとき生まれた月が地球の周りを回っているおかげで、地軸が安定して角度が変わら
    ない。なんだかできすぎた話で、「だれが書いたんだこのシナリオ?」と突っ込みたく
    なるほどだ。

    23.4。この黄金の角度がすべての生命を生かしている。たとえば天王星は97.9度、
    ほとんど横倒しである。金星に至っては、ほぼ180度! 金星は「さかさま」に回っている
    のだ。だから西から日が昇る。お隣さんの惑星がこんなメチャクチャなことになっている
    のですよ。なのにこっちは23.4。どうもありがとう。

    だけど生命の条件は、地軸の角度だけによるものじゃない。
    もっととんでもない幸運が重ならないと、生命は俺たち「人間」までたどりつけなかったのだ。

    次回は地磁気について取り上げます。
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