2009.04.26 Sunday

宝石(高鈴Live)

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    高鈴のライヴに来ると、いつも悔しくなる。
    自分が男だってことが。
    俺も女性になって唄いたい!
    ついそう思うほど、ヴォーカルの山本高稲さんは
    自分の歌に、全霊を込めて唄い上げる。
    繊細にして力強い歌声で。
    それが、最高にいい波動になって伝わってきて…

    山下達郎さんのライヴレポの時にも書いたけど、
    山本高稲さんにも人並み外れた「歌力」を感じる。
    だから今回のブログのタイトルは「歌力part 2」でも、
    「歌力・女性編」でもよかったんだけど。
    でも、新譜「ヒビノウタ」 (下記)の曲のなかに、
    ちょうどいいタイトルがあったので使わせてもらいました。



    高鈴の音楽は、薄闇のなかにひっそり輝いている
    一粒の宝石のようだと思う。
    ひとたびそれに気づくことができたなら、
    見つけた人の心を確実に癒してくれる。
    少し幸せにしてくれる。

    今回のライヴは、山口彰久さんのギターに加えて、
    ヴァイオリンの女性も一人加わったので更に音色が豊かだった。
    ヒビノウタ・ツアーということで、新譜からの曲をメインに披露。
    女性の怖さを明るく描いた(笑)「カット」
    PVの上映会もした「愛してる」など粒ぞろいで、
    個人的には「四角い部屋の迷路」が印象に残った。
    壁にぶつかったときに聴きたい曲だなあと思った。
    内に閉じこもりがちな現代っ子たちにもぜひススメたい(笑)

    でもやっぱり、初めて高鈴の音楽に出会った
    1st アルバムの曲を聴くと格別な思いが込み上げる。
    「リトルダンス」「溺れる青い鳥」「真夜中の後悔」
    そして――「すれ違い」
    この曲は、自分のなかではもはや、一編の名作映画。
    山本高稲さんの歌声が紡ぐ物語のなかに、
    心が完全に連れ去られる。

    ああ、いいなあ。やっぱり。
    四度目だけど、また来よう。
    そう思った。

    最後につけ加えると、ギターの山口さんの、
    関西出身者とは思えない訥々としたMCも魅力だ。
    お、ちゃんと喋った…ってだけで、
    ホッとして笑いが起きるMCってなかなかないですよ(笑)


    Setlist 4/26 mona record @下北沢

    FLY
    リトルダンス
    すれ違い
    カット
    宝石
    四角い部屋の迷路
    きれいになあれ
    涙なんかいらない
    すこしずつ
    愛してる
    溺れる青い鳥
    encore
    真夜中の後悔
    (「愛してる」PV上映)
    2009.03.27 Friday

    さよならはさよなら(オトナモード 他2組LIVE)

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      先日、相対性理論を初目撃に行ったばかりの
      代官山UNITのイベント「“Fly like an Eagle”〜with E〜」
      に、オトナモード目当てで行ってきた。



      彼らは最近、TBSの「情熱大陸」に出ていた。
      松本隆さんを追っかけた回で、尊敬する松本さんに
      詞を依頼する若手バンドとしてだ。
      番組で披露されたその新しい歌、きっと、
      5月に出る1stフルアルバムに収録されるんだろう。

      3バンドのうち、オトナモードは出番がしょっぱなとは知らず、
      余裕かましてゆっくり行ったらいきなり1曲目が始まって焦った(笑)

      風になって (たぶんこれが1曲目)
      ただいま おかえり
      さよならはさよなら
      グライダー
      グリーン


      と曲数は少なかったけど、初めての生オトナモードは
      すごく若くてフレッシュだった。
      それもそうか、ヴォーカルの高橋啓太さんはまだ24才!
      いま検索して知りました(苦笑)
      優しくて透き通って、でも力強さもある高橋さんの歌声を
      生で聴けてとても満足。どの曲もとてもよかったけど、
      トヨタのアイシスのCMで使われた「グライダー」がやっぱり、
      会場も盛り上がってたかな。新曲の「さよならはさよなら」も
      よかった。個人的には、「サイレント」とても聴きたかったです。
      PVもすごくかっこいい。(タイトルをポチッとなっと)

      それにしても、まわりを見回すと女性ばかり。どれだけ男を捜しても、
      いない。きょう、女性限定のイベントだったっけ? と思ったほど。
      俺だけ頭一つ出てるから、ステージが見えやすくて助かったけど…笑
      俺の方が異常なのかな。彼らの曲の優しさが女性に愛されるのは
      分かるけど、ここまでとは…男らも聴いていこうぜ!

      オトナモードの次に出てきたのは American Short Hair
      ぜんぜん予備知識なかったけど、面白かったです。
      先を予測させない変則的な曲調で、歌もものすごく独特で、
      だけど不思議に前衛的すぎず、マイナーな感じもしない。
      適度なキャッチーさも織り込まれてる。ヴォーカルの迫水さん
      という人がきっと曲も作ってるのかな、彼は天才かも知れない。
      もしかしたらいつか大ブレイクするかも、って予感もした。
      注意して見守っていこうと思う。

      この頃には男の客もそれなりに増えだして、
      トリは堂島孝平さん。ライヴは初めてだけど、
      あの“熱血! スペシャ中学”の卒業生として愛着がある。
      抜群の愛嬌あるMCで場の空気を持っていって、しかもギタリスト
      としてもすごいんですね。ヴォーカルでもギターでも大いに歌ってる
      ところがかっこよかった。

      最後は3組全員で、
      CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU(君の瞳に恋してる)。
      なんか、無理やり合わしてる感じが微笑ましかった。


      とりあえず、オトナモードの1stフルアルバム「Watercolor」、
      楽しみにしてます。ツアーも!

      2009.03.25 Wednesday

      Hell Yes(Beck LIVE)

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        実に9年ぶり、通算4回目の生Beck。
        しばらく行かなかったけど、新譜の“Modern Guilt”がよかったし。
        普通にチケット申し込んだのに、とれたのはなぜか前から2列目!
        NHKホールの2列目ってあなた、紅白歌合戦だったらほとんど
        審査員の席でしょ。しかも今日は、書店さん回りをしてから行ったので、
        Beck のそばでスーツ着たまま踊って手挙げて奇声上げてた沢村鐵。
        かなり珍妙でした。しかも、ラスト近くでスタッフがハンディカメラを
        客席に向けて、それがステージのスクリーンに大写しになるんだけど、
        俺も映りまくった。ロナウジーニョスタイルのピースをしてたのが俺です(笑)



        久しぶりに見たBeck は自然体で、昔見た、ギミックにあふれた感じや
        トリヴィアルなイメージとはちょっと違った。ラフで、バンドサウンドって
        感じがいい。新譜のイメージに合わせたソリッドでちょっとストイックな。
        新譜からやった中では
        Gamma Ray
        Chemtrail
        Modern Guilt
        Reprica
        かっこいー!
        Profanity Prayers
        も演ってほしかった。
        ステージ上の5人がインカムつけて、カオスパッドだのSYNSONICS DRUMS だの
        持って、ステージの端っこまで来て客の目の前で演った
        Hell Yes
        Black tambourine
        が最高。
        ほんとBeck ってセンスの塊のような人で、
        どうしてこんなカッコイイもの作れるのかと唸らされる。
        Missing
        も嬉しかったなあ。
        Jackass
        も。ただ、昨日は
        Everybody's gotta learn sometime
        やったらしい。これが痛い…
        聴きたかった〜。
        えたーなる・さんしゃいんー!

        setlist
        Gamma Ray
        Nausea
        New Pollution
        Black Tambourine
        Mixed Business
        Beer Can
        Nicotine & Gravy
        Inside Out
        Chemtrails
        Orphans
        Modern Guilt
        Replica
        Missing
        Vampire Voltage No.6
        Girl
        Hell Yes
        Black Tambourine (Again)
        Clap Hands
        Jackass
        Volcano
        Loser
        Sexx Laws
        -encore
        Where It's At
        Timebomb
        E-Pro




        明日も書店さん回りだ。
        書店さんの様子は、明日まとめてアップします。

        2009.03.05 Thursday

        わたし見た〜♪ 相対性理論を見た〜♪

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          (タイトルは、「ふしぎデカルト」のメロディーでお願いします 笑)

          というわけで今夜は、今年に入って好きになった
          2大アーティストの1つ、相対性理論のライヴに行ってきました
          (もう1つはオトナモード)。



          でも、ライヴの詳細はまだ書きません(笑)。というのも、
          このバンドについて触れた短い文章が、
          文芸誌「野性時代」の4月号(3/12発売)に掲載される
          ことになったのです(ほんの1ページのコーナーですが)。
          また発売直前になったら、改めて告知します。
          ライヴの話は、それが出てから、ということにします。

          今夜がとても楽しかったことだけは、声を大にして言っておきます。


          (左が初のアルバム「ハイファイ新書」ジャケ。右は次回のライヴ予定だそうです)

          今日は、メインアクトの相対性理論ではなく、
          サポートで出たアーティストについて少し。
          栗コーダーカルテット
          4人組で、リーダーの栗原正己さんを筆頭に全員がリコーダーを吹く。
          だけじゃなくて、あらゆる吹奏楽器、ウクレレ、ギター、パーカッション
          まで演奏する。やる曲も、オリジナル曲はもちろん、映画のカバーや
          16世紀のヨーロッパの曲まで幅広い。
          リコーダーやギターの、清澄で、しかも明るい響きに魅了された。
          インストゥルメンタルのバンドも大好きな俺はすぐ好きになりました。

          彼らのこと、恥ずかしながらまったく知らなかったのだけど、
          ライヴ終盤に教育テレビの「ピタゴラスイッチ」のテーマ曲を演奏し
          始めて、ああっこれこの人たちの曲だったのか! とエウレカ体験。
          さらに驚きが待っていました。MCを聞いているうちに、
          先日アカデミー賞短編アニメーション賞受賞を受賞した
          加藤久仁生監督の「つみきのいえ」の音楽を担当したのが、
          この栗コーダーカルテットのメンバーの近藤研二さんだと判明!
          会場はにわかに祝福ムード。目の前で演奏している人たちは、
          実は凄い人たちだったわけです。
          物販で彼らのCDが売られていたのでさっそく買ってきました。

          もう一組のサポートはDJまほうつかい。これだれかって調べたら、
          西島大介さんていう漫画家さんなんですね。他にもいろんなジャンルで
          才能を発揮されてます。相対性理論とは去年から仲良しみたいです。
          うらやましい。

          目敏い人は、とっくに相対性理論のこと知ってたんだなあ…。
          なかなかねえ、いいものにすぐ出会うってのは、難しいですね。

          それにしても、今月はまだ、ライヴが少なくともあと2本。
          そんなことより、来週はついに新刊が発売です!
          最新情報を随時アップしていきますので、よろしければ今後も
          このブログのチェック、何とぞよろしくお願いいたします。
          2009.03.01 Sunday

          歌力。(山下達郎LIVE)

          0

            (コンサート、っていうのが泣かすでしょ。)

            初めての達郎さんのライヴだ。
            御年56才、6年ぶりのツアーだと言うから…
            今のうちに観ておかなくちゃいけない。
            正直、そんな妙な焦りも感じてた。

            すみません。達郎さん。
            そして、古くから達郎さんのライヴを観てきたみなさん。
            沢村鐵はうつけものです。
            達郎さんの歌の力には、

            ぶっ飛びました!!!

            そりゃね、長いこと達郎さんの音楽聴いてたら、
            どれくらい凄い歌の力を持ってる人かってことは、
            分かってるつもりでしたよ。
            だけど、生歌を聴いたら…
            俺、達郎さんのことを、今までなんにも
            分かってなかったんじゃないかって思わされた。

            声量。声の伸び。
            高音も低音も、ショウを通してまったく衰えることがないどころか、
            どんどん調子が上がっていく感じさえした。
            しかも今ツアー、達郎さんは全47公演こなすという!
            今日は30公演目だった。
            …なんなんだろうこれは。

            並みのプロ歌手はたぶん、
            達郎さんの半分の歌唱力も持ち合わせてはいない。
            完全に別格。
            それぐらい凄かったです。
            ライヴの MC中に、達郎さん自身がリスペクトする人として
            挙げられていた、三波春夫さん美空ひばりさん
            そういう方々が達した「神域」に、達郎さんも
            到達しているのだと思う。ずいぶん前から。

            意識が高すぎる。鍛え方が尋常じゃない。

            だから、50代になろうが関係ないのだ。
            いや〜参りました…
            4年後の還暦だって、安心してお祝いできそうだ。

            また、行かなくてはならなくなった。
            達郎さんのショウに、いずれ。
            生の歌声に触れないと、
            達郎さんの音楽を聴いてることにならない。
            と分かってしまったのだ…

            そもそも達郎さんは、俺がちゃんと音楽を聴き始めた頃(中学生)、
            最初に愛聴したアーティストの一人。大滝詠一さん佐野元春さん
            そうだけど、ナイアガラ・トライアングルラインを聴いて育ってきた。
            俺は、佐野さんのライヴには何度も行ってたのに…
            達郎さんのライヴにも、もっと早く来るべきだったんだ。

            むろん達郎さんは、この国の音楽そのものを豊かにしてきた。
            日本の音楽ファンの心の飢えを大いに埋めてきた、
            偉大なパイオニアの一人である。リスナーも幅広い。
            客層を見たら、これほど平均年齢が高そうなのは、
            俺が観たライヴの中ではエンニオ・モリコーネ以来かなと思ったけど、
            若い人も来てたし、親子連れで来てる人たちも見かけた。

            親子で同じアーティストを愛せるって、なんて素晴らしいことだろう。
            世代を超えて人をつなげてくれる。
            いつまでも色あせない音を鳴らし続けている証だ。

            それにしても、これくらい純粋に、ヴォーカルの力で
            震撼させられたのはどなた以来だろう、と考えたら…
            パッと浮かぶのは、David Sylvian
            そして、高鈴山本高稲さん
            どちらも生の歌声にぶっ飛ばされたが…
            達郎さんはやっぱり、俺にとって歴代最高かも知れません。
            (もちろんRadioheadThom の声も凄いけど! 笑)

            しかも、歌声だけじゃない。達郎さんのバックで演奏するのは
            手練ればかり(昔よく聴いてた難波弘之さんに会えたのも嬉しかった)。
            そしてそして、達郎さんのライヴは総合エンターテインメントだ、
            ということも知った。達郎さんのMCはこなれすぎてて漫談並みの面白さ。
            まさか、「××××××ろ」「朝××」のモノマネまで飛び出すとは!
            ツアー中なのでネタバレにはご配慮を、という
            達郎さんからのお達しがあるのでこのへんは伏せ字(笑)
            今回はセットリストも載せません。

            でも書かずにはいられないのは、
            アカペラコーナーで歌詞をとちったときの達郎さんの
            「チクショ!」
            ではなく(笑)……
            ラストで歌ってくれたあれです。
            俺にとってスペシャルな1枚、
            永遠に色あせない夏が閉じこめられている
            あの素晴らしいアルバムの5曲目
            歌が始まった瞬間、ぶわっと鳥肌が立ち…
            全身が、感動としか言いようのない感情に満たされました。
            人はよく、ライヴレポで「鳥肌たった!」「感動した!」って
            書きがちですが、俺はめったに使いません。
            でも今回は素直に使います。
            使うしかないんです。

            達郎さん。
            これからも、貴方の音楽にお世話になります。末永く。
            どうもありがとうございます。

            2009.02.27 Friday

            Driftwood (Travis LIVE)

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              10年ぶりの単独公演である。
              ということは俺も、彼らに会うのは10年ぶり。
              10年前は渋谷クラブクアトロだったんだよなあ。
              でも、当時もう世界でブレイクしてたから、
              こんな狭い箱で見られるのも最後だろうなと思った記憶がある。
              でも、今日も10年前と同じく、
              とても親しみやすくて胸があったまるステージだった。
              ロックとしてのグルーヴ、盛り上がりはもちろん、
              年輪の分だけパワーアップしてたけど!



              そもそも、彼らを好きになったのは2nd の“The Man Who”
              このアルバムに入っている全曲が大好きで、
              (それはこのアルバムがレディオヘッドの盟友ナイジェル・
              ゴドリッチのプロデュースによるものだということも少し
              あるかも知れない。アレンジがどうにも素晴らしいのだ)
              とにかく2ndが原体験になってるから、
              どうしてもそのへんの曲を中心に聴いてしまう。

              しょっぱなは新しい曲が続いたあと、やっぱり
              4.Writing to Reach You
              で一気にテンションが上がった。
              でも最近の曲でも、
              9.Closer
              は圧巻だった。すでにクラシックなのだ。
              「永遠の流行歌」という意味で。
              色あせることなく、のちのちまで歌い継がれていく曲だろう。
              10.Side
              もノリノリでよかったなあ。
              そして来た、
              11.Driftwood !!
              “The Man Who”からシングルカットされた曲中では、
              一番地味かも知れない。だが俺は、なぜか一番好きなのだ。
              だから今回のブログのタイトルにさせていただきました。
              PVも素晴らしい。(上の曲名ポチッとすると観られます)
              12.Falling Down
              では、まさにタイトルのごとくフランが客席に下りてきた!
              そして客の真ん中で歌ったのだ。あれ、1階L側にいた人
              ラッキーだよな〜。握手しまくりハイタッチしまくり、
              ハンカチ渡すとフランが汗拭いたり。笑ったよもう。
              座席あり会場の利点をフルに活用してくれた。
              スタンディングでやったらただのダイヴだもんなあ。
              13.Sing
              はもちろん大盛り上がり、
              14.My Eyes
              は最近の曲だけどすごいいなあと思った。
              15.Beautiful Occupation
              もなんか嬉しい。プロテストソング好きです。
              ラストの
              17. Turn
              じゃあ思わず大声出しちまう。あー、俺も明日思い切り歌おうっと(笑)
              そしてアンコールでもサプライズが待ってた、
              19.Flowers In The Window
              をなんと、アコギ一本、しかもマイクなしでやるとは!
              5000人が固唾を呑んでフランの生声に聴き入って、
              最後は手拍子とハモと大歓声。特別な瞬間だった。
              ラストのラストはもう、
              20.Why Does It Always Rain On Me?
              だ。傘さしてた人もいた!(笑)
              実際今日は雨模様。雪やみぞれまで降ってたわけで。
              天気まで味方。なんて祝祭空間……

              夏フェスで再来の予感ありだ。


              2009/2/27 (Fri)
              Tokyo International Forum - Tokyo, Japan

              Setlist
              01.Chinese Blues
              02.J. Smith
              03.Selfish Jean
              04.Writing to Reach You
              05.Re-Offender
              06.Something Anything
              07.Long Way Down
              08.Love Will Come Through
              09.Closer
              10.Side
              11.Driftwood
              12.Falling Down
              13.Sing
              14.My Eyes
              15.Beautiful Occupation
              16.Before You Were Young
              17.Turn
              〈アンコール〉
              18.Ring Out The Bell
              19.Flowers In The Window
              20.Why Does It Always Rain On Me?





              で、あさっては山下達郎さんですよ。
              2009.02.15 Sunday

              現在位置(スネオヘアーLIVE)

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                10thアニヴァーサリーライヴだった。
                スネオさんが、「スネオヘアー」という名前で音楽を始めて、
                まる10年。

                俺がスネオヘアーさんを初めて知ったのは、
                CS、スペースシャワーTVの伝説の番組「熱血!スペシャ中学」
                いとうせいこうさんが先生となり、ミュージシャンたちが生徒となって
                毎回いろんなことを学んでいくという音楽バラエティだが、
                俺は毎週欠かさず観てて、今も録画映像を大事に保管してる。
                この「スペ中」には、スネオさんのほかに池田貴史(100s他) 、
                オカモト“MOBY ”タクヤ(Scoobie Do) 、ワタナベイビー、
                堂島孝平、Salyu 、ミドリカワ書房 その他たくさんのミュージシャン
                たちがレギュラー出演していた。そして安めぐみさんも、
                教室の花として出演し続けていた。この間に彼女の人気がブレイクして
                すごく忙しくなっただろうに、この番組のレギュラーをやめなかったから
                俺はいまも安さんが大好きである。

                そのころからスネオさんのひねくれた異色な存在感、
                正体をつかませない多面性、シャレの効いたトークセンスは
                群を抜いていて、当時のスペースシャワーTVの寵児だったと思う。
                いとうせいこうさんも、彼を抜擢して
                ペアで別の番組のVJをやったりしたぐらいなのだ。

                つまり俺は初め、彼のキャラに惹かれたわけだ。
                だが曲を聴いて、彼の音楽もすぐ好きになった。
                孤独感、アウトサイダー感、それらと背中合わせの
                諧謔とユーモアと、光への希求。
                そんなものを感じたのである。
                それは、俺にとってもとても身近なものだった。
                彼の音楽はすぐに、手放せない食糧の一つになった。
                ライヴに行くのは3回目。けっこう久しぶりだ。



                この日やった曲で嬉しかったのは、まず
                「夢の続きのようなもの」。
                派手な曲ではないけど前から大好きなのだ。スネオさんの曲の中では
                すごく素直で、作為がなくて、しかも映像的。
                微妙な状態にある恋人同士が、隣り合わせに車に乗って走ってる情景が、
                まるで短編映画のように目に浮かぶ。

                新譜 『バーステー』 からの曲では
                「電話」
                すげーかっこいいなと思ったし、シングル曲の
                「言いたいことはいつも」
                がよかった。
                初めて聴いたときは、ちょっと恥ずかしくなってしまったのだけど…
                きょう生で聴いたら、ものすごく素直な気持ちになってしまった。
                ほわっと心が柔らかくなる。悪かったね♪♪ のフレーズが、もう…
                そしてもう一つのシングル曲、
                「共犯者」。
                かっこよすぎるのよ。
                ラヴ・ピカレスク・ロマンなのよ。



                あと、
                「スカート」
                は完璧な曲だなあと思った。改めて。
                スネオさんはとにかくメロディーメーカーとして偉大だ。
                「訳も知らないで」
                「スプリット」
                「SEASON」
                「伝えてよ」
                あたりはメロディーが完璧で、ポップソングとして瑕瑾のない
                奇蹟的な曲群だと勝手に思ってるのである。
                残念ながら今日は演らなかったけど。
                でもいいんだ、「現在位置」演ってくれたから。
                その「現在位置」に触れる前に…

                一度目のアンコールの時に発表されたシークレットゲストは、
                なんとスガシカオさんだった! 予想は見事に裏切られた。
                きっとスペ中の同期生のだれかだと思ってたのに。
                スガさんと仲がいいのは知っていたが、このタイミングで出てくるとは…
                会場は大盛り上がりだ! まずはスガさんの「Happy Birthday」という曲を
                二人で歌い、そのあとバンドセットで
                「ワルツ」!!
                スガさん、ノリノリでアンプの上に乗ってギター弾いてたよ。
                演る前にスガさんが、
                「俺これ、カラオケでよく歌うよ」。
                「あ、ホントすか」
                というスネオさんの薄いリアクションがツボった(笑)
                先輩が歌ってくれてんのに、「マジすか!」とか嬉しそうにしない。
                スガさん、「今度聴かせるよ」とまで言ってるのに。

                それよりスネオさんは、
                「約束してたサングラスがぜんぜん送られてこない」
                と不平を言い出し、スガさんがかけてたサングラス見て
                「それいいッスね」
                とおねだり。それ以外にも、とにかく笑けるやりとりがえんえんと続く。
                正直、スガさんのトークセンスはフツー(失礼)だから、スネオさんとは
                役者が違う。先輩なのに、スネオさんにいいようにいじられ倒していた。
                スガさんがはけるとスネオさん、「先輩、めんどくせ〜!」とか軽くいじって、
                そこで
                「現在位置」
                をぶちかましたのだ! 俺はほんとにこの曲が大好きで、
                後半の盛り上がりんとこでは一人で両手上げてハモってました。
                人であふれかえる、夢も絶望も腐るほど転がってるこの東京って街の
                ど真ん中で、この歌を唄って自分の位置を確認するみたいに。
                いま自分はどこにいて、これからどこに向かうのかってことを。

                スネオさん、スガさんをいじってただけじゃない。
                もちろん愛とリスペクトの思いをふんだんに放ってた。
                自分がデビュー前に憧れていたアーティストと今、同じステージに立ってる。
                あきらめないで10年やってれば、こんなことも起こるんだ。
                だから頑張ろうぜ!
                俺たちにそんなふうに言ってくれた。

                そうだ。あきらめない。
                俺も来年で10年だ…嘘みたいだけど。

                それにしてもスガさんも、
                「スネオのMC、いつ聞いても面白いよね〜。
                しかも毎回テイストが違うんだよな。感心するわ」
                と素直に誉めてました。

                スガ「あんまりいないよねそういうアーティスト」
                スネオ「後輩がだれもついてこないんスよね。ベシャリで笑わすとか、
                邪道だと思ってんじゃないスか」(爆)

                みたいな。
                ライヴの「MC賞」とか作ったらかなりの確率でスネオさんが優勝する。
                並みのピン芸人よりよほど面白いのである。
                ふと思ったけど、俺が好きな芸人さんのケンドーコバヤシさんや、
                芸人じゃないけどユースケ・サンタマリアさんと共通してる芸風として、
                「平然とでまかせを並べる」というのがある。スネオさんも同じで、
                ホント素晴らしい才能だ。ライヴに来る客も、MCを楽しみにしてる
                のが分かる。待ってましたとばかりにゲラゲラ笑うのだ。
                なのにスネオさん、おちゃらけた歌はほとんど作らない。
                本道の音楽に対する態度はあくまで真摯。

                二度目のアンコール、ラストの曲は
                「セイコウトウテイ」!
                で盛り上がって終わると思いきや、バンドメンバーが
                ステージから去ってスネオさんだけが一人残った。
                そして、ギター一本で
                「こうしてはいられない」
                を弾き語り。ズリぃよ。
                結局はかっこよく終わるんだもんなあ。

                次のライヴを楽しみにしてます。


                で、この日買ったTシャツ着て、
                次に行くライヴは Travis です。


                セットリスト
                1.アイボリー
                2.LOVE YOU
                3.ウグイス
                4.夏になったら帰ってきてね
                5.夢の続きのようなもの
                6.headphone music
                7.言いたいことはいつも
                8.気まぐれな季節のせいで
                9.サフラン
                10.ターミナル
                11.JET
                12.電話
                13.歪んだ二人
                14.共犯者
                15.スターマイン
                16.スカート
                17.バースデー
                アンコール1
                18.ハッピーバースデー(with スガシカオ)
                19.ワルツ(with スガシカオ)
                20.現在位置
                アンコール2
                21.セイコウトウテイ
                22.こうしてはいられない
                2009.02.14 Saturday

                Marching Bands of Manhattan(Death Cab for Cutie LIVE)

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                  なんでやんないのよ!
                  2日前の名古屋じゃ演ったっていうじゃないさ!
                  このレポのタイトル、Marching Bands of Manhattan って曲をさ。
                  デスキャブの曲で、日本のカラオケに入ってる
                  たった2曲のうちの1曲だって、メンバー知らないのかなぁ?
                  入ってるもう一曲、I Will Follow You into the Dark
                  でのベンのアコギ一人歌い、素晴らしかったけど。
                  客みんな、ヒュ〜〜!! 言ってたね。痺れたわ。


                  Marching Bands of Manhattan
                  Brothers on a Hotel Bed
                  A Movie Script Ending

                  が俺的デスキャブベスト3で、
                  まあ Brothers on a Hotel Bed はやんねえかなと
                  あきらめてたけど(すんげえ切なくていい曲なんだけどなぁ…)、
                  Marching... やらないとはショックでかし!
                  その分 A Movie Script Ending で盛り上がったけど。
                  俺の、デスキャブ初恋曲。
                  この曲のPV観てコロッと参ってしまった。切なさと繊細さに。
                  すごく波長が合うけど、派手には売れないだろうなあ、と思ってたら
                  去年の新譜“Narrow Stairs”が全米アルバム・チャート1位に
                  なっちゃった。そんなバンドを、今日は初めて生で、
                  しかもすげえ至近距離で見られた。
                  ヴォーカルでソングライターのベン、
                  イメージ通りの繊細なルックスと声だった。
                  ときどき歌が演奏に負けてしまうのがまた「らしい」というか。
                  でも The Sound Of Settling 、バッバ〜〜言うてすげー盛り上がったし
                  新譜からは Long Division えれえかっこいいなぁと思ったし、
                  ラストの Transatlanticism も感動だったけど、でもでも
                  We Looked Like Giants も名古屋でやっといて
                  こっちでやらないのはどういうことよ。
                  心残り多し。
                  次の来日もまた観に行かないといけないな〜。


                  (新木場の夕日)
                  サポートアクトのストレイテナーもよかった。
                  ちゃんと聴いてみようと思う。

                  さて、今日物販で買ったデスキャブTシャツ着て、
                  明日はスネオヘアーさんのライヴに乗り込みやす。



                  Setlist
                  BIXBY CANYON BRIDGE
                  NEW YEAR
                  LIVE HERE
                  CROOKED TEETH
                  PRESIDENT
                  COMPANY CALLS
                  GRAPEVINE FIRES
                  TITLE TRACK
                  SOUL MEETS BODY
                  I WILL FOLLOW YOU INTO THE DARK
                  POSSESS YOUR HEART
                  CATH
                  FAKE FROWNS
                  LONG DIVISION
                  THE SOUND OF SETTLING
                  encore
                  YOUR BRUISE
                  TITLE AND REGISTRATION
                  A MOVIE SCRIPT ENDING
                  TRANSTLANTICISM
                  2009.01.02 Friday

                  音楽で振り返る 2008年 with mixi station。

                  0
                    あけましておめでとうございます!


                    まだ大掃除の最中ですが(笑)、遅ればせながら2008年の総括を少し。
                    ミクシィのユーザーならよくご存じでしょうが、
                    「mixi station」を i-tunes と連動させるといろいろ面白い。
                    とりわけ、自分の音楽の再生履歴をリストにしてくれる機能は
                    面白いので、今回は大いに活用させてもらいます。



                    昨年の沢村鐵の再生アーティストTOP 40 はこうなった。
                    (mixi stationは9月の導入なので4ヶ月分のデータ。右の数字は再生回数)


                    1 Radiohead 742
                    2 ZAZEN BOYS 216
                    3 Sigur Rós 211
                    4 Yellow Magic Orchestra 163
                    5 山下達郎 160
                    6 スネオヘアー 157
                    7 Perfume 150
                    8 Tortoise 147
                    9 Mogwai 142
                    10 佐野元春140
                    11 Death Cab For Cutie 123
                    12 Thom Yorke 114
                    13 坂本龍一 108
                    14 日向敏文 105
                    14 Beck 105
                    15 Gomez 99
                    16 ASIAN KUNG-FU GENERATION 92
                    17 Mercury Rev 91
                    18 The Art Of Noise 87
                    19 rei harakami 85
                    19 キセル 85
                    20 Capsule 83
                    21 The Chemical Brothers 81
                    22 スピッツ 80
                    23 GONTITI 79
                    23 Autechre 79
                    24 Modeselektor 78
                    25 Mouse On Mars 76
                    26 Ben Folds 68
                    27 Eels 65
                    27 Arctic Monkeys 65
                    28 Vangelis 64
                    28 Paul Weller 64
                    29 SQUAREPUSHER 63
                    30 Travis 62
                    31 Badly Drawn Boy 59
                    31 Aphex Twin 59
                    32 The Beatles 58
                    33 Cymbals 57
                    34 Stereolab 56
                    35 The Last Shadow Puppets 54
                    35 コトリンゴ 54
                    35 Kings Of Convenience 54
                    36 Underworld 53
                    37 大滝詠一 50
                    38 高橋幸宏 48
                    39 Helios 47
                    39 くるり 47
                    40 Andy Yorke 46
                    40 Cubismo Grafico 46


                    1位がRadioheadなのは自分でも予想がついたがここまでダントツとは!
                    意外なものが上位にランクインしていたり、予想より低いものもある。
                    これは i-tunes に入れてる曲だけのランキングで、あえて i-tunes に
                    入れていない曲もあるので(例えばクラシック。例えばアンビエント系。
                    あるいは、昔から馴染みでひんぱんには聴き返さない曲など)、
                    このランキングがまんま自分の好きなアーティストの順位というわけ
                    ではないけど…それでもやっぱり、客観的に見てみると面白い。

                    4位のYMOの強さは驚異的だ。何年経っても色あせない新しさがある
                    からだろう。山下達郎さんが5位に入って、ああ俺は達郎さんの曲が
                    こんなに好きだったのかと気づかされた(笑)。今度、初めてライヴ
                    観に行きます。Radioheadに匹敵するほど好きなPrefab Sprout は、
                    最近は再生を控えてるのでランクインしていない。細野晴臣さんが入って
                    ないのは意外だった。ほとんどすべてのアルバムを入れているのに。
                    ランキングに入らなかったのはたまたまだろう。Bjork も入ってないし、
                    安藤裕子さんや100s あたりが入ってないのも意外。i-pod では
                    よく聴いてるのに(移動中や、外で仕事しているとき)。

                    今年の再生履歴がどう変わるのかも楽しみだ。

                    ちなみに、今年ライヴに行くことが決定しているアーティスト。
                    Death Cab For Cutie(初)
                    スネオヘアー(3回目)
                    山下達郎(初)
                    Travis(2回目)
                    Beck(4回目)

                    2月に新譜が出る高鈴のライヴもぜひ行きたい(4回目)

                    さて。おまけで、お笑い芸人のことも書いちゃおう。
                    2008年、もっとも好きなのがケンドーコバヤシさんだというのも
                    2007年から変化なしだった。当意即妙の才、センスの良さは
                    どうにも群を抜いてると思うのである。ダウンタウンの深夜番組
                    「考えるヒトコマ」(2005)で彼を発見して以来ずっと応援してるが、
                    いまやレギュラーが11本らしい。過労が心配だ…(笑)
                    千原ジュニアさんもひいきにしてたし、有吉弘行さんからも目を
                    離せなかった。アメトーークで品川祐さんに「おしゃべりクソ野郎」
                    と命名した瞬間にこれは来るかも、と思ったが予想以上のブレイク!
                    よかった。地獄を見た人だから、心情的になおさら応援してしまう。
                    タカアンドトシのかわいらしさ、くりぃむしちゅーの安定感、
                    太田光さんの存在感も相変わらずでしばらくは彼らの時代が続きそう。
                    ほかにもたくさん好きな芸人さんがいますが、
                    若手ではオードリーを応援してました。M−1、惜しかったです。

                    お笑い芸人は現代の吟遊詩人にして魔術師だと思う。
                    笑いは直接的な活力をくれる。今年もできるだけ笑いたいし、
                    見たこともないような新しい笑いのアーティストに出会いたいものです。


                    今年のブログ、非常にゆるい内容でスタートしてしまいましたが…(苦笑)
                    みなさん、2009年もどうぞよろしくお願いいたします!

                    2008.11.20 Thursday

                    Sabaku(ZAZEN BOYS LIVE)

                    0
                      どういうノリ方をするか、開演前は決めてなかったけど、
                      気がついたら俺は思い切り前のめりになってた。
                      目の前で起きるモッシュを見ながら、終始いい気分だった…
                      わずか3回目の生ZAZEN。



                      俺は、頽廃的なものはあまり好きじゃないし、
                      不良っぽいものも苦手。
                      だけどZAZEN BOYS は別だ。大いに頽廃的な要素を抱え、
                      不良、というよりヤクザ?(笑) とにかくヤバい大人の臭いを
                      ぷんぷん漂わせてるのに……
                      ZAZEN BOYS 結成当初から俺は彼らに降伏している。

                      なんでだろ?
                      これはほんとに、うまく言えない。

                      向井秀徳さんの、一見なんでもない容貌の奥に秘められたヤバさ。
                      確信的な狂気? うーん、そうじゃなくて…

                      完全な妄想だけど、向井秀徳さんって戦国時代に生まれてたら
                      物凄い剣豪になってた気がする。太刀筋はどうしようもなく
                      美しくて、致命的で、剣を一振りするだけで、見てる方は
                      悲しくなったり溜め息が出たりする。
                      達人・向井さんが目指してる高い高い領域、それが俺たちにも
                      なんとなく見えてて、それって絶対カッコイイものだって分かって、
                      その頂点への登り詰め方に妥協がない…
                      こんなんじゃやっぱ伝わらねえな。
                      だから、分かりやすいところを例にとろう。

                      あの歌い方。

                      ふつうの人間なら、あんな歌い方をしたらライヴ中にノドからが出て、
                      ライヴ後にはを吐いて死ぬはずである。なのに彼は平気でああいう
                      発声をする。どういう鍛え方してるんだろ?
                      あの歌い方を、尋常じゃない「男気」として震えるべきか、
                      ただの「変態」として片づけるべきかはわからないけど…(笑)
                      とにかく俺はしびれっぱなしなのだ。



                      今日の演奏。
                      とりあえず、HIMITSU GIRL'S TOP SECRET から HONNOUJI への流れは
                      神域というか、彼らの音楽を知らない人間でも、聴けばまちがいなく
                      しびれたにちがいない完璧な時間だった。世界に出したい、
                      日本がこんなカッコイイもの生み出してんぞ、と自慢したいぐらい。
                      このへんの曲を聴くとどうしても「侍」という単語が頭に浮かぶ。
                      やっぱ武士道なんだ。葉隠れなのだ。
                      真剣で、闇を、虚空を切り伏せているかのような。
                      曲に頻繁に挟まるブレイクの瞬間、四人の完全な呼吸の合い方はむろん
                      積み重ねたセッションの賜物なのだろうけど、
                      極め抜かれた居合道の美しさを感じてしまう。うっとりするだけだ。
                      外国人なら、これこそ ZEN の真髄だと感じるのかもしれない。

                      ZAZEN BOYS の楽曲はギター系とキーボード系に分かれる。
                      ハードロックやヘビメタは苦手、
                      ハードな音楽となると、よほど突き抜けたセンスの良さと
                      完成度を持っていないと聴かない俺が、
                      彼らのギター系楽曲にとっくに降参してるというのに
                      キーボード系を礼賛しないはずがない! 一言で言うと、最高。

                      ASOBI
                      I DON'T WANNA BE WITH YOU〜THE DRIFTING
                      FRIDAY NIGHT

                      このへんは、男臭いものを敬遠する女性にもぜひすすめたくなる。
                      凡百なトランスなんか目じゃないほどトリップできるんだ、
                      頭を揺らして溶けてってしまえる。まあ、FRIDAY NIGHT は
                      キーボード系にギター系ががっつり被さってくる最強の展開なので
                      結局トリップしながらぶっ飛ばされてしまうわけだが。

                      ライヴ終盤、
                      COLD BEAT
                      RIFF MAN
                      の客の切れ方は異常だった。待ってましたのモッシュ大会。
                      ダイヴまで出て、興奮と陶酔のサウナだ。いい汗かいた(笑)

                      アンコールラストの SABAKU は嬉しかったー。
                      新譜のなかでも特にお気に入りの曲。最近、メロディーがどんどん
                      なくなってるZAZEN BOYS の楽曲なかで際だってメロディアスな
                      ナンバーで、それだけでなにか、胸が締めつけられる。
                      キュンとするのさ、ZAZEN でさ。

                      「わりと……さびしい。」
                       という曲の最後の文句が大好きなんだけど、ライヴでは
                      「たのしい。」
                       って歌ったから、笑った。嬉しかったから。
                       みんなで向井さんを楽しくできたみたいだ。

                      今年はこれをもって、ライヴ打ち止めになりそうだ…
                      新刊 『封じられた街』 をお読みいただいた方には、
                      その理由はご拝察いただけるかも知れないけど。

                      現場には行けなくても、日常を音楽で満たし続けよう。
                      アルコールやドラッグをまったく必要としない俺の、
                      最大のエネルギー源「音楽」を
                      仕事の燃料にするんだ。



                      Setlist 11/20 at SHIBUYA-AX
                      IDIOT FUNK
                      SUGARMAN
                      HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
                      HONNOUJI
                      WEEKEND
                      MABOROSHI IN MY BLOOD
                      IKASAMA LOVE
                      DARUMA
                      FUREAI
                      安眠棒
                      YOU MAKE ME FEEL SO BAD
                      ASOBI
                      I DON'T WANNA BE WITH YOU〜THE DRIFTING
                      KIMOCHI
                      COLD BEAT
                      FRIDAY NIGHT
                      RIFF MAN
                      encore
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