2008.08.13 Wednesday

暗黒時代のただ中で。(北京五輪サッカー)

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    葬式のような試合のあと……
    我が国のサッカー(男子)の未来を憂えてみる。

    今日のオランダ戦。妙に結果を残すよりは、きっちり負けて
    3戦全敗という結果になってよかったと思う。
    この最悪の結果に、言い訳はなにひとつ通用しないからだ。

    日本は世界と闘う資格を備えていないことが明らかになった。
    選手も監督も日本サッカー協会も。だれひとり世界を
    正しく捕らえていなかった。呆れたアマチュアリズムだ。
    オーバーエイジ枠を活用しなかったなど、世界をなめてるとしか
    言いようがない。非力な我々がベストを尽くして準備しないで
    いったいどんな結果が得られるというのか?
    アルゼンチンが、メッシを得るためにどれだけクラブと闘ったか!
    日本ごときが、代表チームのバックアップに一枚岩になれなくては
    未来はない。

    大久保の招集に、神戸が抵抗したという。
    抵抗する方も、あきらめる方も情けない。
    代表チームの活躍こそが、国の誇りとなり、少年少女たちの夢となる。
    それが、ひいては自国のリーグの充実にもつながるのに。
    視野の狭い、自分の「村」のことしか考えられない者たちは
    「国」を衰退させる。結局は自らに大きな不幸を招くことになる。
    どうしてそんなことも分からないのか?

    選手が世界基準でないのなら、
    まずは監督だけでも世界レベルにしなくてはならない。
    どの年代の代表にも、日本人監督が就任する資格がない。
    時期尚早だ。
    なぜなら、世界で勝った経験のある監督はだれもいないからだ。

    岡田さんも反町さんも、日本ではトップレベルの監督だろう。
    だが、日本でのトップなど、世界の前では何の役にも立たない。
    世界には勝てない。

    だから、現フル代表が2年後、南アフリカで結果を出せるわけがない。
    残念だが。
    たとえいまの選手たちが最高のパフォーマンスを発揮しても、無理だ。
    大ざっぱに言って、選手の力が50パーセント、
    監督の力が50パーセントだからだ。
    選手の力がどれだけ充実していても、監督の力がないと
    ワールドカップという最高の闘いの場では勝てない。
    考え得る限りで最高の人材が、どうしても必要なのだ。
    なのに日本はベストを尽くしていない。
    前監督が「病に倒れた」というアクシデントを言い訳に、
    手近な人材を据えるという最も安易な選択をしてしまった。
    これで、また日本サッカーは10年遅れたのだ。

    オシム先生に倒れられてから、
    日本サッカーはツキをことごとく失ってしまったような気がする。
    せっかく最高の監督を戴いておきながら、
    ほんとうに、なんと運がないのか、日本よ…

    1999年、ワールドユースで準優勝したときは
    日本の未来は明るいとしか思えなかった。
    だが、あれが頂点だったのだ…
    1999年から2004年。トルシエ時代と、ジーコ時代の前半まで。
    いま思い返せば、それが日本サッカーの黄金期だったことになる。
    二度のアジアカップ優勝、シドニー五輪ベスト8、日韓W杯ベスト16。
    なんと慎ましく、そして短い黄金期だったことか。

    我々はいつのまにか暗黒時代に入っている。
    いつまで続くのか……
    光はいつ現れるのか。

    (オリンピックの間は、せめて他のスポーツで気をそらそう…
    すべてのスポーツが素晴らしく、すべてのアスリートが美しいから。)
    2008.06.30 Monday

    El Gran Campeon!

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      Muchas gracias...

      Usted es tan bonito y grande.

      La gloria al Espana!


      2008.06.27 Friday

      オーレ! スペイン讃歌。その3(ユーロ2008)

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        エスパーニャ! エスパーニャ! エスパーニャ! エスパーニャ! 
        エスパーニャ! エスパーニャ! エスパーニャ! エスパーニャ! 
         オーレ!  オーレ!  オーレ!  オーレ!  オーレ! 

        内戦、そして独裁体制。悲劇の歴史の中で、まとまることが
        できずに来たスペインという国が、いま、一つになっている。
        バルサとマドリーの選手が抱き合って喜んでいる。
        赤いレプリカを着たサポーターたちが
        続々とウィーンに押し寄せている!
        (俺も行きて〜〜!!!)

        美しさが、創造性が、勝利を勝ち取ることを望んでは、
        夢破れてきた世界中のサッカー少年たちへ。
        報われるときがきた。
        もう、夢見がちだなんて言わせない。

        「理想」が「現実」に打ち勝つときが来た。
        勝負強さとか、ゲルマン魂とか、そんなん知らん。

        金字塔を打ち立てるんだ。
        スペインの、この美学こそが頂点だと、
        サッカーのイデアを体現しているのだと、
        証明する。
        そのときが来る。まもなく…!
        2008.06.24 Tuesday

        スペイン讃歌。その2(ユーロ2008)

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          ブッフォンが超人なら、カシージャスは神だ。

          イタリアはよくやった。ピルロとガットゥーゾという翼をもがれて、
          飛べない鳥のように地面を這いつくばりながらも、忍耐を続けた。
          亀のように甲羅に閉じこもって、
          時折、目の覚めるようなパンチを繰り出してきた。
          あんな戦い方、並みの人間には続けられない。
          だがイタリアは貫いた。漢だ。戦士だ。たとえどんなに醜かろうと。

          スペインは幾度となくチャンスを作り、シュートを放った。
          サッカーに判定があるなら、明らかにスペインに軍配が上がる内容だった。
          だが、イタリアは自らの美学をコンプリートした。
          結果、サッカーにおける「必要悪」、PK戦に突入してしまった…
          素晴らしいセーブを続けてきた二人の守護神に命運は託された。

          ブッフォンはたしかに、人間離れした存在だ。
          だがカシージャスの手は、神の高みに届いていた…!

          …なんて、俺は信じ切ることができなくて、
          PKの一本ごとに悶絶していたのだけど(笑)

          やった。
          ついに鬼門のクォーターファイナルを超えたのだ!

          はっきり言って、自分がサッカーを見始めてから
          スペインがここまで上がったことがないので、
          何がなんだか分からない気分だ。地に足が着いてない。
          優勝…? いやいやいやいや、ブルブルブルと首を振る。
          まだそんなこと考えちゃいけない。目の前の相手を見据えるのだ。

          次の相手は…予想してたオランダじゃない。
          「美しく勝つ」というオランダ魂を注入され、
          ピッチ上で実現したのはロシアの方だった。
          はっきり言って、今大会で、ある意味最も美しく、
          最も恐るべきチームになってしまってる。

          裏の山でも、トルコが奇蹟を演じ続けてる。
          大勢のトルコ人がドイツに住み、ブンデスリーガにもトルコの選手が多い。
          ドイツ譲りのゲルマン魂が、トルコの選手たちを不屈にしてしまっている。
          ロシアがオランダを「本家食い」してしまったように、
          ドイツも「恩返し」を食らわないよう、全身全霊で闘う必要があるだろう。

          スペインとドイツの決勝になってほしい。
          だが、ロシアとトルコの決勝だって、ありうるのだ。

          どんな結末が待っているのかは、だれも知らない。
          だからまだしばらくは、夢を見ていられる。
          赤きファンタジスタたちがトロフィーを手にし…
          歓喜を爆発させている夢を。
          創造者たちが、自分たちのサッカーを貫いて…欧州王者に?
          そんな幸せなことが、あっていいのか?

          いつまでも夢を見ていたくなる。
          だが…闘いの時はやってくる。
          臆せずに迎え撃とう。
          この祝宴の最後を、見届けよう。


          (2006年の赤き戦士たち in ライプチヒ)
          2008.06.21 Saturday

          スペイン讃歌。その1(ユーロ2008)

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            (写真はライプチヒ、2006年W杯のときのもの)

            スペイン代表を応援している。
            スペインの選手たちが好きなのだ。
            テクニック。パスワーク。創造性。
            チーム状態が最高にあるときなら、
            ダイレクトパスが途切れなくつながり…
            彼ら11人は一つの生き物になる。

            彼らの体現するサッカーは、
            日本が目指すべきサッカーのお手本であり、
            スポーツが到達しうる最も理想的な形だ。

            いつだってサッカーファンの、彼らへの期待は大きい。
            2年前のドイツW杯だってそうだった。俺は現地に行き、
            ウクライナに4発叩き込んで完勝するのを、この目で見たのだ。
            (上の写真は、その日撮ったもの。)
            GLを無傷で突破、今回こそは彼らはやってくれる。
            そう信じていたのに…決勝トーナメント一回戦、
            堅守のフランスにあっさり負けてしまった。

            スペインはつねに――儚い。
            いつも結果を残せずに去ってしまう。
            「勝利」よりも、「美しさ」を追い求める彼らにとっては
            宿命とも言える敗北の歴史。
            期待されては裏切ってきた赤きファンタジスタたち。
            だが、今大会のスペインこそは――ちがうかもしれない。
            美しいまま、勝てる可能性を秘めている。
            そうであってくれ…!

            次に闘うのはイタリア。
            リアリズムの塊のような、調子が悪いクセに結果だけは
            出し続けるあの国には、絶対に勝ってほしい。
            悲願だ。
            とても嫌な予感もするのだけど。

            どうにかイタリアを打ち破れたら、次はおそらく――オランダ。
            オランダも好きなチームだ。
            「美しく勝つ」を哲学にしている彼らは、時に
            サッカーの芸術性を極限まで表現することができる。
            そういう意味では、スペインと兄弟のようなもの。
            ポルトガルが敗れたいま、俺にとって今大会の決勝は
            オランダ対スペインである。
            守備よりも攻撃。結果よりも内容。

            夢のような試合が待っている。

            そして今朝の試合。
            トルコ国民、そしてクロアチア国民が羨ましい。
            こんな闘いをする代表チームを、誇りに思わないはずがあろうか。
            トルコは三度、教えてくれた。
            「絶対にあきらめるな」と。
            泣けた…
            2008.05.23 Friday

            美しき敗者。(UEFA Champions League)

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              足が滑っただけじゃないか。
              たった1回。

              それで、涙に暮れることになる。
              ビッグイヤーに、触ることさえできなくなる。

              チェルシーが勝つべきだと思ったのは、
              俺の知り合いのチェルシーサポが
              0泊2日の弾丸ツアーでモスクワに向かったからじゃない。

              試合を観ていてそう思ったのだ。
              同点に追いついてからは、チェルシーが勝つに値する
              内容だった。シュート数もマンUの2倍。

              なのに、敗者になる。
              PK戦なんかサッカーじゃないのに。
              ただの罰ゲーム。敗者を無理やり作るために、
              だれかの失敗を待つ。なんて邪なシステムなんだ。
              まあ、「勝てなかったお前が悪い。だからおしおきだ」
              と言われたら、うなだれてしまうしかないけど…

              サッカーは、試合内容や実力がそのまま結果に
              つながるとは限らない、非情なスポーツだ。

              それでも今回は、敗者のほうが美しかった。
              俺にとっては、間違いなく。
              勝者の歓喜の姿より、敗者たちの涙のほうが
              ずっと胸に響いたのだ。

              きっと彼らは帰ってくる。
              2008.04.21 Monday

              U-23の組分け。

              0


                今回はもう一発おまけ。

                オリンピック、サッカー男子代表の組分けが決まった。

                「だめだこりゃ」が第一声だった。即死だ。

                オランダ、ナイジェリア、アメリカだとぉ?
                1勝で御の字だろう。

                北京、行こうかどうか迷ってたけど、行く気減退。
                まあ、野球も柔道も水泳も気になるけど。
                2007.12.03 Monday

                スカッターブレインとは。

                0
                  このブログのタイトルは、
                  俺がこよなく愛する Radiohead の曲のタイトルから取りました。
                  意味は、

                  scatterbrain
                  [名]注意力散漫な人, おっちょこちょい.
                  (プログレッシブ英和中辞典より)

                  この名の通りの内容のブログになっていくだろうなぁと思って。
                  あっちいったりこっちいったり、統一性ねえだろなぁという。
                  どうかお許しを。
                  (そう言えば、Radiohead の新譜“In Rainbows”はやっぱり
                   素晴らしい…彼らが同時代にいてくれて、ほんとによかった。)

                  さて、この一週間で印象に残ったことと言えば。
                  土曜日の日産スタジアム。
                  …あり得ないことが目の前で起こった。
                  スポーツってやつはなんてフェアなんだろう。残酷なまでに。
                  やってみなければ分からない。前評判なんか関係ない。
                  それぞれの、好不調の波。
                  それまでの達成感。今、そこにある飢餓感。
                  無意識の傲りと、蓄積疲労。
                  どうしようもないみじめさ、でもそれに負けまいとする、意地。
                   運。
                  すべての要素が綾をなして、勝敗を形作る。
                  その「勝ち」や「負け」には、なんの文句もつけられない。

                  …そんなことを思った。

                  あと、オシム先生。
                  俺は待ってます。
                  あなたの笑顔をまた見られる日を。
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